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2012/06/21

長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その4「僕は今、過激なバカになっている」



長友にとってコミュニケーションとは...。

『上昇思考』で明かされる、長友佑都の日本人離れした「コミュ力」の秘密。








長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その1
長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その2
長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その3




ーゆあさコーポレーションオフィスー

こんにちは。
あおいです。

今日は長友佑都選手の、日本人離れしたコミュニケーション力の秘密に迫ってみたいと思います。



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この記事は、長友佑都著・『上昇思考』を参考に書いています。

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僕はいま"過激なバカ"になっている


『上昇思考』の中で長友は、
こう語っている。

「僕はいま、いろんな大切なことのなかでも、コミュニケーションはその第一に挙げるべき要素だとも考えるようになっている」


長友がこれほどまでに"コミュニケーション"というものを重視する理由の一つに、彼の人生の大半がサッカーに占められていることが挙げられるだろう。


「サッカー選手の場合、極端にいえば、チームメイトにとけ込まない限りはパスの一つも、もらえなくなることがある」


長友がプレーするのは、日本語が通じないイタリアだ。
抜群のコミュ力を持つ長友でさえ、インテルへの移籍当初はチームに上手く馴染めるか心配だったという。




さらにいうと長友が入団したのはインテルという超名門クラブ。
そこに所属するプレーヤーもまた超一流である。
彼らは皆、数多の試練を乗り越えてきた戦士たちだ。
そんな選手たちと対等に渡り合うのはすごくむずかしい、
はずなんだけど長友にとってはそうでもないようだ。


今では長友の親友ともいえる存在になった、
オランダ代表のスナイデルはあるインタビューで長友について次のように語った。


「チームの空気をどう変えればいいかを知っているムードメーカー」
「礼儀正しく、自己犠牲の精神をもっている」


普段はふざけてばかりのスナイデルにこんなことを言われて、
長友もまんざらではなかったようだ。

(スナイデルは大のいたずら好きらしく、そのいたずら話を一つ。更衣室で長友のパンツを見つけたスナイデルは、そのパンツに変な薬をこっそり塗っておいた。ばか笑。それに気付かずにそのパンツを履き、さっと帰路につく長友。徐々に薬が効果を発揮しだす。熱くなる長友の股間。ちょうどピークは高速道路を運転中に訪れ、長友の股間がアッチッチッチ!!なんじゃこりゃあ!!な、長友。大事なところが火を噴きながらも、なんとか無事に帰った長友を、僕は称えたい)



何故長友はこれほどまでにチームに馴染むことができたのか。


『上昇思考』の中で、長友は人と接する時の心構えについて次のように語っている。


「良好なコミュニケーションを考えるうえでの最初の一歩となるのは、相手からの接近を待っているのではなく、自分から距離を縮めていく心がけを持っておくことだ」


「相手のプライドが高そうな時には、なおさらそう。相手がツンツンしているのに合わせてこちらもツンツンしていれば、絶対に中には入っていけない」


「そのために僕はいま、過激なバカになっている」


「自分がバカになることでバカにされてもいいと考えて、積極的に相手のふところの中に入っていく」


「そうやって自分の人間性のやわらかさと協調性を見せていかなければ、なかなか距離は接近していかない」




この言葉だけをみても長友が、かなり考えてバカになっていることが分かる。

さらにかれの熱いバカ論議は続く。



「どうすればバカになれるかといえば、それはやはり心に余裕をもつこと」


「自分からバカになっているのと、相手からただバカにされているのとはまったく違う」


「言葉が通じない海外では特にそう」


「ある意味ではプライドをキッパリと捨ててしまい、”世界共通の分かりやすいバカ”になることも大切だ」


「バカになるというのは賢くなければできない」


「”生きていくための処世術”だと考えてもいいかもしれない」


長友は賢いバカだ。

知性のあるバカだ。

これほどまでに「バカになる」といことに対して深い考えを持つ長友を、なんか面白いなぁと思った。


もちろん長友は素の自分が”バカ”に近いから、この考えがすごく自然に実践出来ると言っているし、
全ての人がこれを真似しようとしても難しいと思う。


しかし、初対面の人と接したり、新たな人間関係を築き上げていく過程で、少しおどけたり冗談を言ったりすることで、相手に自分の弱い部分と言うか、かたくない部分をみせることは、すごく有効だなぁと思った。

これは「自分を出す」っていうことに近いんだと思う。
相手が常にちゃんとしているとこっちだって緊張してしまう。

でもその相手にどこか抜けてる部分があることに気付いたり、
その相手がふざけたりしてくれれば、
その人に親しみを覚えたり、
その人との距離が縮まったような気がするものだ。

それは普通、無意識だったり偶然的要素によることが多いんだけど、
それを自分の意思で実践している長友はやはり頭が良い。


バカだけど頭がいい。

うん。
そういうことだ。




おわりに


今回で長友の『上昇思考』から学ぼう!!シリーズは終わりなのだが、
最後に『上昇思考』に書かれたことがよく分かる動画を紹介したい。

この動画は、『上昇思考』を読んだあとに観るとより一層面白いと思う。

一本目は、
長友が情熱大陸に出演したときのもの。


さすが「情熱大陸」
良い仕事をしている。
2012年放送だから、最近の長友の生活などがすごく良く分かって面白い。
インテルというクラブが、ミラノ市民にとってどんなに大きい存在であるかも、
この動画を観れば分かるだろう。



二本目は、長友の恩師とも言える明治大学時代の監督との対談。
この監督が長友をサイドバックにコンバートしたことで、
長友の才能が開花した。
彼がいなければ今の長友は居ないだろう。


長友がどういう学生だったか。
レギュラーをとれずに苦しんだ大学時代。
大学を辞めプロになる時の苦悩。
今まで知らなかった長友の過去の話がどんどん飛び出してきて面白い。





長友佑都


長友は自分のことを「弱い人間」だと言う。
決して特別ではなく、どこにでも居る普通の人間だと。


そこにかれの強さがあると思う。

自分が未熟であることを分かっているからこそ、
いつも謙虚な姿勢を保ち、
努力を怠らない。

常に上を目指し、
どこまでもポジティブに突き進む。

失うものなどないのだ。

「チャレンジしない人生なんて考えられない。世界一のサイドバックになるという大きな夢のために、目の前の目標を一つずつ達成していきたい」


彼は走り続ける。

遥か先に見えるゴールに向かって。

信念である「上昇思考」を胸に。

彼は走る。



おわり。










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ここで紹介しているのは『上昇思考』のほんの一部です。

長友選手がそのサッカー人生で学んだことを知りたいと思った方は、是非読んでみて下さい!!
社会人の方はもちろん、スポーツの指導者にもオススメですし、
お子さんへのプレゼントにもぴったりだと思います。
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【長友選手の他の著書】

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RAKUTEN